2014/11/19

チェコ・スロバキア

チェコ電力大手EPH、バッテンフォールの独褐炭事業買収へ

この記事の要約

チェコの電力事業大手EPHは、スウェーデン国営エネルギー大手のバッテンフォールがドイツ東部で運営する褐炭採掘・発電事業の買収を検討している。EPHのダニエル・クレチンスキー会長が12日、独子会社のミブラークを通じて当該事 […]

チェコの電力事業大手EPHは、スウェーデン国営エネルギー大手のバッテンフォールがドイツ東部で運営する褐炭採掘・発電事業の買収を検討している。EPHのダニエル・クレチンスキー会長が12日、独子会社のミブラークを通じて当該事業を引き継ぐ用意があると明らかにした。

バッテンフォールは10月に独褐炭採掘・発電事業からの撤退を表明した。当該事業の雇用規模が8,000人超と大きいため、バッテンフォールは同事業が集中する地元ブランデンブルク、ザクセン両州政府を交え、ドイツ政府と売却に向けた協議を重ねる意向だ。今月11日にはベルリンでドイツのジグマール・ガブリエル連邦経済・エネルギー相と、バッテンフォールの従業員代表との間で会談がもたれている。

当該事業の推定時価は30億ユーロ。独競合のRWEは買収の可能性を否定している。