2014/11/26

ポーランド

ホテル事業大手オルビス、仏アコーの中東欧事業を買収

この記事の要約

ホテル事業でポーランド最大のオルビス・グループはこのほど、仏同業アコーから中東欧事業を1億4,200万ユーロで買収すると発表した。契約が成立すればオルビスは中東欧16カ国にある46のホテルに対する2035年までの営業権を […]

ホテル事業でポーランド最大のオルビス・グループはこのほど、仏同業アコーから中東欧事業を1億4,200万ユーロで買収すると発表した。契約が成立すればオルビスは中東欧16カ国にある46のホテルに対する2035年までの営業権を取得することになる。

46のホテルはいずれもアコーブランドのソフィテル、ノヴォテル、メルキュア、イビスなど。このうち38のホテルが営業中で8つが計画段階となっている。計画中の8つのホテルのうち3つはマネジメントコントラクト方式、5つがフランチャイズ方式となる予定だ。

同社が今回の買収に伴い予想するEV/EBITDA(企業価値/利払い・税引き・償却前利益)倍率は7.9倍。オルビスの過去12カ月間の株価に基づくEV/EBITDAは8.3倍で、同社は十分に魅力的な水準だと見ている。

買収が成立するのは2015年中と見込まれることから、2014年度決算には影響しないとしている。今回の事業拡大によりEPS(1株あたり利益)は大幅に増加するとしており過去3年間の配当政策に変更はない見通しだ。

現在ポーランド及びバルト3国の68のホテルを運営する同社の事業は、今回の買収で16カ国の100以上のホテルに拡大することになる。