2014/11/26

チェコ・スロバキア

チェコ景況感が改善

この記事の要約

チェコの景況感が改善している。同国統計局(CSU)が24日発表した11月の国内景況感指数は前月から1.3ポイント上昇した。企業景況感が0.8ポイントの改善にとどまったが、消費者景況感が3.3ポイント上昇し、全体を押し上げ […]

チェコの景況感が改善している。同国統計局(CSU)が24日発表した11月の国内景況感指数は前月から1.3ポイント上昇した。企業景況感が0.8ポイントの改善にとどまったが、消費者景況感が3.3ポイント上昇し、全体を押し上げた。前年同月比でも、企業が4.4ポイント、消費者が10.6ポイントそれぞれ増加。全体の景況感は5.6ポイント上昇した。

企業景況感を産業別にみると、製造業は前月比で1ポイント低下した。受注の現況判断・予測と、今後6カ月の経済見通しがやや悪化したためだ。一方、来年の投資額は設備更新を中心に4%の増加が見込まれる。

建設業の景況感は天候に恵まれたことから6ポイント上昇した。現況判断、受注状況、今後3カ月の施工見通し、雇用見通しが改善した一方、今後3カ月の経済見通しはやや悪化した。

金融を含むサービス業界は前月比で3.3ポイント上昇した。経済の現況判断、今後3カ月の受注見通し、今後6カ月の経済見通しが改善した。

消費者景況感は、今後12カ月の経済見通しが改善するとともに、失業の懸念は小さくなった。物価上昇の懸念も弱まり、貯蓄意欲も低下しているという。