2014/12/3

チェコ・スロバキア

チェコGDP、7-9月期は2.4%増

この記事の要約

チェコ統計局(CSU)が11月28日発表した2014年7-9月期(第3四半期)の国内総生産(GDP)実質伸び率は前年同期比2.4%となり、速報値(14日発表)の2.3%から0.1ポイント上方修正された。前期比も0.3%増 […]

チェコ統計局(CSU)が11月28日発表した2014年7-9月期(第3四半期)の国内総生産(GDP)実質伸び率は前年同期比2.4%となり、速報値(14日発表)の2.3%から0.1ポイント上方修正された。前期比も0.3%増から0.4%増に引き上げた。

前期比では個人消費が0.4%、総資本形成が1.8%それぞれ増加して全体を押し上げた。政府支出は0.7%減で、輸出も1.1%落ち込んだ。

前年同期比では総資本形成が7.1%増加して全体をけん引した。在庫調整がプラス成長に寄与。固定資本形成は3.9%拡大した。個人消費は耐久消費財と自動車の販売が好調で1.5%の伸びを記録した。輸出の伸び率は6.1%で輸入の同6.9%を下回っており、外需はGDP成長の押し下げ要因となった。

粗付加価値(GVA)は前年同期比で2.7%増加した。成長率は製造業が6.9%、建設業が2.5%、情報・通信産業が5.8%。GVAは前期比では0.4%拡大した。