リトアニア国営鉄道はこのほど、チェコの鉄道車両メーカー、シュコダ・ワゴンカに2階建て車両575モデルを3両発注した。中東欧情報サイトnov-ost.infoが1日報じたところによると、発注額は約2,700万ユーロで、19~36カ月以内に納品を完了させる計画だ。
リトアニア国鉄はシュコダ・ワゴンカ575をこれまでに10両導入しているが、新車両は同国首都ヴィリニュスとベラルーシの首都ミンスクを結ぶ路線に投入する。新規発注モデルでは、電力消費量計測装置やシート仕様、内装、監視カメラシステムが刷新されるほか、運転士控え室や大型荷物用の棚も新設される。
シュコダ・ワゴンカは鉄道エンジニアリング会社シュコダ・トランスポーテーションの子会社で、チェコ東部オストラヴァに生産拠点を構える。575モデルはチェコ、リトアニア、スロバキア、ウクライナの鉄道で導入されている。