2015/1/14

チェコ・スロバキア

シュコダ自、通期販売100万台突破

この記事の要約

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は9日、チェコ子会社シュコダ自動車の2014年通期の販売が103万7,200台となり、前年から12.7%増加したと発表した。年間販売が100万台を超えたのはシュコダにとって初めて。新 […]

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は9日、チェコ子会社シュコダ自動車の2014年通期の販売が103万7,200台となり、前年から12.7%増加したと発表した。年間販売が100万台を超えたのはシュコダにとって初めて。新モデルの積極投入が販売増に寄与した。世界市場シェアは1.4%となり前年(1.3%)に比べ0.1パーセントポイント拡大した。

シュコダは2010年から新モデルの投入を積極化する戦略を実施しており、これまでにほぼ全てのモデルを刷新し、新しいセグメントにも進出した。新モデルの投入により新しい顧客層を開拓できたと説明している。2015年も新型「スパーブ」を発売するなど新モデル攻勢を継続する。

2014年通期販売の地域別の内訳は、西欧が前年比11.8%増の41万3,200台となり、市場シェアを3.4%(2013年:3.2%)に拡大した。中東欧も18.5%増の14万9,900台と好調で、市場シェアを19.9%(2013年:19.1%)に伸ばした。ロシアを主力市場とする東欧は前年比4.9%減の11万9,200台に減少したが、市場シェアは4.3%(2013年:3.9%増)に拡大した。

シュコダにとって最大市場の中国は前年比24.0%増の28万1,400台と好調だった。インドは前年比31.4%減の1万5,500台と低迷した。