オーストリアの物流大手ゲブリューダー・ヴァイスは13日、ロシア初となる事業所をモスクワに開設したと発表した。市中心部と、シェレメチェヴォ及びデモデドヴォの両空港にそれぞれ拠点を置く。同社はこれまで欧州とアジアに複数の拠点を設置してきたが、今回のモスクワ事業所の開設により両者の間に位置するロシアでの事業展開を加速させる。
ゲブリューダー・ヴァイスは2013年、独立国家共同体（CIS）諸国やコーカサス諸国に特化したオーストリアの貨物輸送会社ファー・フライトを買収し、同地域への足がかりを築いた。現在モスクワの従業員数は9人で、今年末までに約20人に増員する予定だ。
