2015/2/4

ポーランド

ポーランド経済、14年は3.3%成長

この記事の要約

ポーランド中央統計局(GUS)が1月27日発表した2014年の国内総生産(GDP、速報値)は、実質ベースで3.3%増加した。前年の伸び率を1.3ポイント上回り、2011年以来で最高を記録した。ただ、第4四半期に限ると前期 […]

ポーランド中央統計局(GUS)が1月27日発表した2014年の国内総生産(GDP、速報値)は、実質ベースで3.3%増加した。前年の伸び率を1.3ポイント上回り、2011年以来で最高を記録した。ただ、第4四半期に限ると前期からやや減速したもようだ。

投資と消費がけん引して4.6%の内需拡大をもたらした。固定資本投資は9.4%増となり、前年の0.9%から飛躍的な伸びを示した。ペカオ銀行(ウニクレディトグループ)では、今年も内需が好調を維持し、今年並みの成長が見込んでいる。

昨年12月の工業生産高は8.4%増加し、過去3年の最高に近い水準となった。小売売上高も1.8%上昇した。

個人消費が伸びている背景には、消費者物価指数(CPI)の低下や、失業率の改善で、可処分所得が増えていることがある。中央銀行はCPIの低下が長引くようであれば、さらなる金融緩和措置をとる方向だ。