チェコ中央銀行は3月26日、主要政策金利である2週間物レポ金利を0.05%で据え置くと発表した。また、割引率(下限金利)とロンバート金利(上限金利)もそれぞれ0.05%、0.25%で維持する。さらに、為替相場を基準とした市場介入を通じて金融緩和を図る従来の政策の継続を確認した。
チェコは2012年12月に政策金利を0.05%に引き下げて以来、実質ゼロ金利政策を続けている。これに加えて13年11月からは自国通貨コルナの急激な上昇を防ぐため、1ユーロ=27コルナ前後をめどにコルナ売りの市場介入を実施している。為替介入は16年末まで継続する予定だ。(1CZK=4.71JPY)