スロバキアのパヴォル・パヴリス経済相は30日、3つの投資案件の誘致活動が成功を収めつつあると発表した。投資規模は合計5,900万ユーロに上り、最大で1,400人の雇用創出が見込まれるという。3件のうち2件は既存拠点の拡張で、1件は工場の新設だ。
ドイツ照明ランプ大手のオスラムは、南西部のノヴェー・ザームキー工場の強化を検討している。実現すれば雇用が現在の1,200人から1,400~1,600人に増える。中期的には1,800人への増員も可能という。
オスラムは立地をめぐりポーランド政府とも交渉中だが、パヴリス経済相は「断れないような良好な条件」を提示したとして、誘致に自信を示している。
韓国の金属加工メーカー、三和テックは中部のトゥリエツ地方に工場を新設する予定だ。起亜自動車のジリナ工場と、現代自動車のチェコ・ノショヴィツェ工場に自動車部品を供給する。当初200人を雇用する予定だ。
3件めは、自動車関連企業が中部ホルナー・ニトラ地方に追加投資を検討している。交渉が最終段階に入っており、今月中旬にも決着する見通し。