ブルガリアで電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)の需要が急速に増えている。政府広報部が15日発表したところによると、2014年のEV新規登録台数は前年比36%増の497台に拡大。HVは同61%増の1,031台と4ケタの大台に乗った。環境対応車向けの助成策が奏功した格好だ。
政府は2012年から14年にかけて、環境対応車の購入者に助成金の交付や自動車税の免除など優遇措置を適用。また、そうした車両を対象とした無料駐車場の整備策を打ち出した。
同広報部によると、一連の取り組みの結果、EV・HV向け部品の生産拠点を同国に設置することを検討する国外投資家が増えているという。
欧州自動車工業会(ACEA)のまとめによると、ブルガリアの14年の乗用車新車販売台数は前年比5%増の2万356台だった。