ブルガリア、ルーマニア、セルビアの3カ国が情報通信ネットワークの共同整備に向けて動き出した。先ごろブルガリア運輸情報通信技術省が明らかにしたところによると、近く3カ国の政府の代表による会合を開き、情報通信ハブを立ち上げる構想について協議する予定だ。会合では具体的な施策を担当する運営委員会や技術委員会の設置で合意される見通し。
今回の会合は構想を主導するブルガリアの運輸情報通信技術省により、北西部のヴィディンで開催される。会合にはルーマニア、セルビアの各担当省庁の代表者が出席する予定で、会合後には高速光通信ケーブルの建設予定地の訪問が計画されている。
一部報道によると、同構想におけるブルガリア国内の施設整備には欧州連合(EU)の「欧州地域開発基金」の地域開発プログラムの資金が活用される見通しだ。同プログラムには農村地域へのブロードバンドネットワークを導入するプロジェクトが含まれている。