ハンガリー中央銀行は6月23日、主要政策金利である2週間物預金金利を0.15ポイント引き下げ、過去最低の1.5%とすることを決めた。利下げは4カ月連続。インフレ率が低水準で推移する中、景気対策として金融緩和を進める。
ハンガリーのインフレ率は、5月に9カ月ぶりにプラスに転じたが、なお低水準にある。一方、景気は下振れリスクが強まっていることから、中銀のマトルチ総裁は今後も物価動向をにらみながら「緩やかな金融緩和」を継続する方針を示した。(東欧経済ニュース6月10日号「5月のハンガリーインフレ率0.5%、9カ月ぶりのプラスに」を参照)