ルーマニア統計局が6月23日発表した2015年1-3月期の失業率は7.4%となり、前期から0.7ポイント上昇した。若年層(15~24歳)では23.6%から24.7%に急上昇した。総失業者数は65万5,000人に上った。
同期の就労率(15~64歳)は前期を1.7ポイント下回る59.1%で、総就労者数は823万人だった。若年層の就労率は厳しい雇用環境を背景に23%にとどまった。
4月の失業率は6.9%で、前月から0.1ポイント上昇したものの、年初からはほぼ横ばい状態にある。ただ、欧州連合(EU)全体の失業率9.7%を大きく下回っており、中東欧の加盟国の中ではチェコ(5.9%)、エストニア(4月は未公表、3月6.1%)に続いて低い水準にある。