2015/7/1

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ガスプロム、セルビアで天然ガス発電所を建設

この記事の要約

ガスプロムの電力子会社ガスプロムエネルゴはこのほど、ガスプロムグループのセルビア石油最大手NISと合弁会社を設立したと発表した。同社を通じて首都ベオグラード近郊のパンチェボに、ガス火力発電所を設置する。年内の着工、201 […]

ガスプロムの電力子会社ガスプロムエネルゴはこのほど、ガスプロムグループのセルビア石油最大手NISと合弁会社を設立したと発表した。同社を通じて首都ベオグラード近郊のパンチェボに、ガス火力発電所を設置する。年内の着工、2018年の稼働を目指す。

新会社の名称はセルブスカヤ発電(Serbskaya Generaciya)で、中部ノヴィ・サド市に拠点を置く。出資比率はガスプロムエネルゴ傘下のツェントレンエネルゴ(Tsentrenenergo)が51%、NISが49%となる。

新発電所の出力は当初140メガワット。パンチェボにあるNIS製油所のほか、石油化学大手HIPペトロヘミヤの需要を賄う。投資額は1億4,000万ユーロを予定する。

将来的に出力を208メガワットに拡大することも視野に入れている。(東欧経済ニュース2013年10月16日号「セルビアNIS、ガスプロム子会社と合弁でガス火力発電所建設」、2014年11月5日号「セルビア石化大手HIPペトロヘミヤ、設備投資を計画」を参照)