2015/7/1

CIS諸国

エクアドルとベラルーシが航空機製造で提携、無人機生産も視野に

この記事の要約

エクアドルがベラルーシと航空機製造分野で提携する。初の自国製エンジン開発に向けたもので、旧ミル(現ロシアン・ヘリコプターズ)製ヘリコプターの組立生産プロジェクトを共同推進することで基本合意した。将来的には無人航空機(UA […]

エクアドルがベラルーシと航空機製造分野で提携する。初の自国製エンジン開発に向けたもので、旧ミル(現ロシアン・ヘリコプターズ)製ヘリコプターの組立生産プロジェクトを共同推進することで基本合意した。将来的には無人航空機(UAV)の共同生産も視野に入れる。エクアドルのコレア大統領が28日、ベラルーシ国営テレビに明らかにした。

ミル製ヘリコプターは中南米で広く採用されており、エクアドルは自国内だけでなく中南米地域全体の需要を見込む。コレア大統領によると、ミル製品製造に向けてベラルーシとの合弁生産の可能性を検討するほか、工場操業が無理な場合でも、研修・保守センターを設立し、国内および中南米地域の需要にこたえるという。

両国は電力や建設事業、資源開発などで関係が拡大している。コレア大統領はこれまでの提携に満足を示し、今後の関係強化を望む姿勢を表明。特に技術移転を含む合弁事業に注目していると述べた。