2015/7/29

ロシア

セベルスタリ、SSABからマグネシアペレットを受注

この記事の要約

ロシア鉄鋼大手セベルスタリ(Severstal)は22日、鉄鉱石の採掘・加工を手がける傘下のカレリスキー・オカティシ(Karelsky Okatysh)がスウェーデンの鉄鋼大手SSABからマグネシア(水酸化マグネシウム) […]

ロシア鉄鋼大手セベルスタリ(Severstal)は22日、鉄鉱石の採掘・加工を手がける傘下のカレリスキー・オカティシ(Karelsky Okatysh)がスウェーデンの鉄鋼大手SSABからマグネシア(水酸化マグネシウム)ペレットを大量受注したと発表した。契約期間は3年。2015年9月からSSAB傘下のフィンランド鉄鋼大手ラウタルーキに供給を開始する。

ラウタルーキとカレリスキー・オカティシはこれまでも取引関係にあったが、ラウタルーキが数年前に焼結工場を閉鎖したため、従来とは異なるマグネシウム含有率の高いペレットを新たに調達する必要が生じたという。このため両社とフィンランドのオウル大学の研究者が2年間、新製品の共同開発に取り組んできた。実験や生産試験を経て、このほど量産化に踏み切った。

また、マグネシアペレットの生産に必要なマグネシウムは、オランダのタルク大手Mondo Mineralsのフィンランド工場から製造工程で副産物として出るマグネシウムを調達している。

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