2015/8/19

自動車

GKNドライブライン、ポーランド工場の生産増強

この記事の要約

英駆動系自動車部品大手のGKNドライブラインはこのほど、ポーランド南西部のオレシニツァに新設する生産棟の鍬入れ式を行った。ドライブライン製品の生産能力を増強し、欧州市場におけるプレゼンスを強化する。今回の拡張工事は、ポー […]

英駆動系自動車部品大手のGKNドライブラインはこのほど、ポーランド南西部のオレシニツァに新設する生産棟の鍬入れ式を行った。ドライブライン製品の生産能力を増強し、欧州市場におけるプレゼンスを強化する。今回の拡張工事は、ポーランド事業を拡大する取り組みの第1フェーズに位置付けられる。第1フェーズの投資は1,650万ユーロ。今後4年間で約400人分の新規雇用を創出できると見込んでいる。

新生産棟は、等速ジョイント(CVJ)を生産している既存のオレシニツァ工場に隣接して建設する。2016年4月に完成する計画で、フォルクスワーゲン(VW)、ポルシェ、アウディ、ボルボ、ジャガー・ランドローバー(JLR)、メルセデス、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)など欧州およびロシアで事業展開する大手自動車メーカーに製品を供給する。

新生産棟がフル稼働体制になるとプロペラシャフトの生産能力は年100万ユニットを超える。また、GKNのポーランドにおけるCVJの生産能力は年1,000万ユニット以上に拡大するという。