セルビアのブチッチ首相はこのほど、独経済紙『ハンデルスブラット』とのインタビューで、国営通信会社テレコム・スルビヤ(Telekom Srbija)の売却先が5カ月以内に決まるとの見通しを明らかにした。ドイツテレコム、英ボーダフォン、西テレフォニカなど9社が買収提案しているという。
セルビア政府は財政再建の資金源として国営企業の民営化を進めている。同政府によるテレコム・スルビヤの出資シェアは58%で、最低でも11億ユーロの売却益を確保したい考えだ。
売却先有力候補とみられるのはドイツテレコムだ。同社は2011年、ギリシャ子会社OTEを通してテレコム・スルビヤに保有していた株式20%を売却した。その後は中東欧事業拡大戦略をとり、今年5月にはスロバキアテレコムの政府保有株式シェア49%を買収して完全子会社化している。