チェコのシュコダ自動車が7日発表した8月の出荷台数は7万700台となり、前年同月から3.4%減少した。西欧と中欧では好調だったものの、中国とロシアを含む東欧の大幅な落ち込みを相殺できなかった。
西欧市場の8月の出荷台数は前年同月比10.6%増の2万7,100台と2ケタ増を確保。西欧で最大市場のドイツでは10.9%増の1万1,600台を出荷した。
中欧も前年同月比9.3%増の1万2,200台と好調だった。母国チェコで14.0%増の6,700台を出荷したほか、スロバキア(1,400台、10.7%増)、ハンガリー(700台、23.1%増)でも2ケタ増となった。
ロシアの出荷台数は前年同月比36.3%減の4,300台と大きく落ち込んでいる。ロシアを除いた東欧地域もウクライナやカザフスタンでの販売低迷が厳しく、28.5%減の2,300台にとどまった。
中国も前年同月比11.4%減の1万9,100台に低迷した。
その他の国では、トルコが前年同月比16.5%増の1,400台、インドも13.4%増の1,100台と好調だった。