2015/10/7

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

クロアチアの建設会社、スロベニアから2210万ユーロ受注

この記事の要約

クロアチアの建設会社ヴィアドゥクト(Viadukt)は9月30日、スロベニア東部のブレジツェ水力発電所向けの貯水池整備工事を2,210万ユーロで受注したと発表した。発注したのはスロベニアのエンジニアリング大手リコが率いる […]

クロアチアの建設会社ヴィアドゥクト(Viadukt)は9月30日、スロベニア東部のブレジツェ水力発電所向けの貯水池整備工事を2,210万ユーロで受注したと発表した。発注したのはスロベニアのエンジニアリング大手リコが率いる企業連合。同連合はブレジツェ発電所プロジェクトの元請け業者だ。

ブレジツェ発電所の建設は、サヴァ川に5つの水力発電所を設ける国営電力のプロジェクトの一環だ。上流の3発電所はすでに稼働しており、ブレジツェ発電所は第4の発電所として2017年後半の運営開始が予定される。出力45メガワットで年間発電能力は161ギガワット時に上る。整備費用は2億5,000万ユーロ。5つめのモクリツェ発電所は2018年~19年の完成が見込まれている。

5発電所の整備は、水力発電容量の拡大と同時に洪水を防止する治水事業の側面がある。プロジェクトが完了すると、国の電力需要の6%をまかなえる見通しだ。