チェコ統計局(CSU)が9日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で0.4%上昇し、上げ幅は市場予想平均の0.3%を上回った。インフレ率の上昇は3カ月ぶり。燃料価格が大きく下落したものの、嗜好品や余暇商品が値上がりし、全体が押し上げられた。
上昇率はたばこで8.5%と特に大きく、パッケージ旅行も6.8%に上った。水道は3.4%。自動車燃料は15.1%低下し、「食品・ノンアルコール飲料」も値下がりした。
同国のインフレ率は6月の0.8%が直近のピークで、7月は0.5%、8月は0.3%と鈍化傾向にあった。