ルーマニア統計局が先ごろ発表した9月の手取りベースの平均賃金は1,833レフ（約410ユーロ）となり、前月から1.1％上昇した。前月が特別手当の支給時期だったことや、生産増を受けた手当の増額などが反映された。インフレ率調整後の実質平均賃金は0.8％上昇した。支給額ベースの平均賃金は2,541レフで1.0％増加した。
多くの部門で手取りベースの平均賃金が上昇した。最も大きく上昇したのは石油・天然ガス採掘で23.3％増加。これに鉱業関連サービス、コークス及び石油製品製造、航空輸送がそれぞれ10％以上増で続いた。一方、下落幅が大きかったのは石炭・褐炭採掘の9.1％減。次いで金属鉱石採掘が7.4％減少した。
9月の手取りベースの平均賃金は前年同月に比べると8.0％上昇。インフレ率調整後では9.9％上昇した。（1RON＝29.86JPY）
