2015/11/25

自動車

ポーランド自動車部品のイゾブロク、独同業買収へ

この記事の要約

ポーランド自動車部品製造のイゾブロク(Izo-Blok)は先ごろ、独同業SSWパールフォームの全株を買収すると発表した。今月末に財務などの詳細調査を終え、年内に独占交渉に臨む。具体的条件などは明らかにされていない。 SS […]

ポーランド自動車部品製造のイゾブロク(Izo-Blok)は先ごろ、独同業SSWパールフォームの全株を買収すると発表した。今月末に財務などの詳細調査を終え、年内に独占交渉に臨む。具体的条件などは明らかにされていない。

SSWパールフォームは、発泡ポリプロピレン(EPP)製の自動車安全・内装・機能部品や座席部品、物流コンテナ向け成形梱包材を生産する。支払い不能に陥ったスウェーデン系ファヤルダラ(Fagerdala)・オートモーティブを2013年にSSWインダストリーズが買収して設立した。

一方のイゾブロクは南部シロンスク県ホジュフを拠点とし、ワルシャワ証取に上場している。実業家のスクジドラク(Skrzydlak)、クヴィアトコフスキ両氏が合わせて58.7%の株式を握る。取扱製品はSSWパールフォームと類似しており、2015年4月期は売上高で前期比4.4%増の8,000万ズロチ弱、営業利益で2.5%減の980万ズロチ(240万ユーロ)、純益で33.8%増の112万ズロチを計上した。(1PLN=30.79JPY)