独自動車大手のダイムラーは8日、傘下のバスブランド「ゼトラ」（Setra）が低床バス「S415 LE」15台をチェコの運輸会社ICOMに納車したと発表した。今回の納入は受注していた低床バス140台の一部で、ゼトラにとってはICOMへの初めての納車となった。
S415 LEは近距離向けの2軸バス。ダイムラーの新型エンジン「OM936 Euro VI」を搭載し、従来の「Euro V」エンジン搭載車両に比べ燃費を5％改善した。
ゼトラブランドのバスは、ダイムラーの完全子会社で独南部ノイ・ウルムに拠点を置くバスメーカーのEvoBusが手がける。同社はメルセデスベンツのブランドでも大型バスを生産している。
ICOMは定期バスの運行や貨物輸送を行う運輸会社で、チェコ中南部イフラヴァに拠点を構える。バス800台とトラック200台を保有し、1,800人を雇用する。
