2019/9/18

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコ中銀が追加利下げ、政策金利16.5%に

この記事の要約

「現行の金融政策は今後のインフレ率低下の予想図とおおむね合致している」としつつ、インフレ期待の抑制と景気浮揚を両立させるため「慎重な金融政策が必要」との見解を示した。

インフレ率の低下を利下げの理由としていたものの、金融緩和に慎重だったチェティンカヤ前中銀総裁がエルドアン大統領に解任された直後の大幅な利下げであったことから、市場では同大統領からの圧力があったものと受け止められた。

エルドアン大統領は「高金利がインフレを招く」を持論としており、中銀の金融引き締め策には一貫して否定的だった。

トルコ中央銀行は12日、主要政策金利である7日物レポ金利を3.25ポイント引き下げ、16.5%に設定した。利下げは7月に続き今年2回目。市場は2.75ポイントの引き下げを予想していた。物価の急騰...