バルト地域におけるノンバンク融資のためのフィンテック・プラットフォームを運営している。同地域の中小企業に向けて、銀行よりも簡単で柔軟な資金調達ソリューションを提供する。このほど欧州投資銀行（EIB）から、フィンテックの融資企業として最大となる8,000万ユーロの投資を獲得した。
同社は短期融資（年利4～8％）およびファクタリング（売掛債権買取り）サービスを通じ、企業の運転資金確保をサポートする。融資金額は最大500万ユーロ。創業1年目の企業でも融資を受けられ、申し込みから1時間以内に融資が実行される。これまでの融資総額は4億5,900万ユーロに上る。
同社はEIBからの投資資金を、コロナ禍で苦境にある中小企業支援に全額を振り向ける方針だ。ミカラユナス最高経営責任者（CEO）は、「現在、中小企業が直面している運転資金の制約と、銀行融資の利用の困難さを考えると、EIBの投資は非常に有意義だ。これにより中小企業のキャッシュフロー不足の解消に貢献できる」と述べた。
2016年設立でスタッフ数は13人。リトアニアのほか、ラトビア、エストニア、ポーランドに事業拠点を持つ。信用保険大手コファスやヘルメス貿易保険と提携を結んでいる。
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