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2025/3/28

東欧経済ニュース速報

シュコダ自のベトナム組み立て工場が開設、クシャクとスラビアをCKD生産

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダ自動車は27日、ベトナム東北 部のクアンニン省で、提携するタイン・コン・モーター(Thanh Cong Motor、TC モーター)が組み立て工場を開設したと発表した。インドで生産されているSUV 「クシャク」とセダン「スラビア」の部品を輸入してコンプリート・ノックダウン (CKD)生産を行う。すでにクシャクの量産を開始しており、今夏からスラビアも 出荷する予定。製品は東南アジア諸国連合(ASEAN)全域に輸出する。 同工場は年産能力12万台。溶接工場と塗装工場、非接触型3D測定を行える精密測定 施設のほか、全長約2キロメートルのテストトラックも併設している。 シュコダは2023年9月、TCモーターと提携しベトナム市場に参入した。ハノイの多 目的ショールーム(エクスペリエンスセンター)をはじめ、ホーチミン、ヴィン、 バンメトートなどに計15以上の販売店を開設している。店舗数は25年末までに32店 に拡大する予定。30年以降は年間で4万台以上を販売する目標だ。