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2025/10/22

東欧経済ニュース速報

自動配送ロボットのスターシップ、米国進出を加速

自動配送ロボットを手がけるエストニアのスターシップ・テクノロジーズは15日、シリーズCラウンドで5,000万米ドルを調達したと発表した。資金は米国での普及加速、ロボットの配備数拡大、小売大手との提携強化に充てる。 同社はスカイプの創業者として知られるアハティ・ヘインラ氏とヤヌス・フリース氏が2014年に設立した。すでに7カ国の270カ所でロボット2,700台を展開し、累積配送数が900万件を超えている。欧州の都市部や米国の大学キャンパスで培ったノウハウで、今後は米国の都市部に進出する計画だ。 スターシップの強みは、安全性の確認や規制当局の認可取得、全天候対応など、競合他社が直面している課題をすでに克服している点にある。事業拡大に伴って収益性向上が見込めることもプラス材料だ。 今回の調達ラウンドでは、欧州テックファンドのプルーラルがリードインベスターを務め、カルマVC、ラチチュード・ベンチャーズ、米コエフィシェント・キャピタル、エストニアのスカーラ、エストニア政府系グリーンファンドのスマートキャップが参加した。新たな調達により、スターシップの調達総額は2億8,000万ドルを超えた。 スターシップ・テクノロジーズ社ホームページ https://www.starship.xyz/