独機械工業連盟(VDMA)は12日の定例記者会見で、2009年11月の業界統計を発表した。それによると、加盟企業の受注高は前年同月比12%減となり14カ月連続で後退したものの、同連盟のチーフエコノミストは「受注激減期は終わったというわれわれの見方が改めて確認された」との見解を示した。最悪の月となった09年4月には減少幅が58%に達していた。
\11月の受注は国外が12%減、国内が8%減だった。減少幅がこれまでに比べ小さかったのは景気が底を打ったほか、比較対象の08年11月の受注が30%減と大幅に下落していたという事情があるため。業界内にはプラス成長となった部門も多いという。
\大型受注による統計上のブレが少ない3カ月単位の比較を見ると、09年9-11月期は前年同期比で25%減少した。国内と国外がともに25%落ち込んだ。
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