連邦陸運局(KBA)が2日発表した2010年1月の乗用車新車登録台数は前年同月比4.3%減の18万1,189台となり、1月としてはドイツ統一後の最低を記録した。前年同月を下回るのは2カ月連続。景気対策で導入された新車買い替え補助金制度の終了が響いた。
\販売台数が増加したのは6ブランドのみで、残りは軒並み減少した。主なブランドで後退幅が特に大きかったのはマツダ(57.1%減の2,567台)、ホンダ(43.2%減の1,744台)、スマート(41.3%減の1,330台)、トヨタ/レクサス(36.6%減の4,328台)、ポルシェ(31.7%減の845台)。
\日本車の低迷が目立つなか、日産/インフィニティは206.1%増の6,285台とダントツの伸びを示した。このほかスコダ(43.8%増の7,901台)、シボレー(43.7%増の1,713台)、ルノー/ダチア(39.0%増の1万1,773台)、フォルクスワーゲン(10.9%増の4万2,263台)、フィアット(0.1%増の5,278台)も好調だった。
\新車登録台数は2月以降、減少幅が一段と広がるというのが専門家の一致した見方だ。新車補助金の効果で新車販売が急速に増え始めたのは09年2月からという事情があるためで、メーカー各社の販促競争は今後、一段とエスカレートすると予想される。
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