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2010/2/24

総合 - ドイツ経済ニュース

独生産者物価、1月は下落幅3.4%に

この記事の要約

連邦統計局が19日発表した2010年1月の独生産者物価指数は前年同月比で3.4%低下した。エネルギー価格が8.3%下がり、全体を押し下げた格好。エネルギーを除いたコアの物価変動率はマイナス1.2%だった。生産者物価の下落 […]

連邦統計局が19日発表した2010年1月の独生産者物価指数は前年同月比で3.4%低下した。エネルギー価格が8.3%下がり、全体を押し下げた格好。エネルギーを除いたコアの物価変動率はマイナス1.2%だった。生産者物価の下落は09年3月から10カ月連続だが、下落幅は約7~8%となった6~10月がピークで、その後は縮小が続いている。

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2010年1月のエネルギー価格を見ると、天然ガスがマイナス31.2%と特に大きく低下した。電力はマイナス1.0%。一方、石油製品は平均17.6%上昇した。主な製品の上げ幅は液化ガスが94.1%、暖房用重油が55.3%、ガソリンが16.8%、灯油が10.9%、軽油が7.3%。

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中間財は平均2.3%下がった。金属が6.4%低下し、特に圧延鋼は下落幅が24.2%と大きかった。非鉄金属は29.6%上昇し、化学基礎原料は1.2%下がっている。消費財は0.7%低下した。

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1月の生産者物価は前月比では0.8%上昇した。エネルギーが2.2%上がり全体を押し上げており、エネルギーを除いた同物価変動率はプラス0.1%だった。

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