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2010/2/24

企業情報

Puma AG―09年は45%の最終減益に―

この記事の要約

スポーツ用品世界3位のPuma(ヘアツォーゲンアウラハ)が17日発表した2009年12月通期決算の最終利益は1億2,800万ユーロで、前年から44.9%減少した。景気悪化を受けコスト削減策を強化したことが響いた。売上高は […]

スポーツ用品世界3位のPuma(ヘアツォーゲンアウラハ)が17日発表した2009年12月通期決算の最終利益は1億2,800万ユーロで、前年から44.9%減少した。景気悪化を受けコスト削減策を強化したことが響いた。売上高は2.5%減の24億6,100万ユーロ、営業利益(特別費を除く)は8.6%減の3億2,000万ユーロだった。

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同社は昨年春、2011年までのコスト削減額を従来計画の1億5,000万ユーロから1億8,000万ユーロに拡大した。これに伴い本社の管理費や生産・調達コストの削減、不採算店の閉鎖を実施し、従業員も400人整理。特別費1億2,800万ユーロを計上した。

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経営陣は今年も消費者の支出抑制が続くと予想。サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の効果で年央から需要が回復するものの、2010年の売上高は為替の影響を除いた実質で横ばいにとどまるとみている。最終利益についてはコスト削減の効果で1億ユーロ以上の拡大を見込む。

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