商用車・機械大手の独MAN(ミュンヘン)が7月29日発表した2010年1-6月期(上半期)決算の営業利益は4億400万ユーロとなり、前年同期から65.6%増加した。ブラジルの商用車事業が好調で全体をけん引。売上高も19%増の67億3,400万ユーロと大きく拡大した。新規受注高は72億6,800万ユーロで、59%増加している。
\同社は筆頭株主Volkswagen(VW)のブラジル商用車事業を08年秋に買収した。これが奏功した格好で、同事業はMAN商用車部門の1-6月期営業利益(1億8,000万ユーロ)の大部分(1億6,600万ユーロ)を占めた。同社は2010年通期の商用車・バス販売が前年の2倍強の10万台以上に達し、過去最高を更新すると予想している。
\ディーゼル・ターボ部門は1-6月期の売上高が前年同期比6%減の19億4,600万ユーロと振るわなかった。昨年の造船不況の影響が時間を置いて現れた格好で、営業利益は33%減の2億4,500万ユーロに落ち込んだ。
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