化学大手の独Sued Chemie（ミュンヘン）がリチウムイオン電池の正極材に使われるリン酸鉄リチウム（LFP）の生産体制を強化する。LFPの需要急増に対応する狙いで、LFPを必要とする複数の顧客企業と共同で今後1年以内に1億ユーロのケタ台の投資を行う予定だ。同社役員への取材をもとに自動車専門紙『オートモビルボッヘ』が報じた。
\Sued ChemieはLFP生産への参入計画を6月に発表したばかり。それによると、カナダ子会社Phostech Lithium in Candiacに6,000万ユーロを投じて同社初のLFP量産設備を導入、独自開発製品を2012年から生産する。生産規模は2,500トンで、電気自動車5万台に投入できる量という。
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