ドイツ連邦雇用庁（BA）が8月31日発表した同月の失業者数は318万8,000人で、前月から4,000人減少した。これまでに引き続き景気の回復が反映された格好。前年同月比では28万3,000人減と大きく縮小し、リーマンショック前の2008年8月の水準（319万6,000人）も下回った。BAは雇用回復が少なくとも今後数カ月は続くとみており、今秋には失業者数が300万人を切るとの見方を示した。
\企業の採用拡大を背景に8月の求人指数（BA-X）は前月から2ポイント増の143に上昇。経済危機の影響が労働市場に及ぶ前の08年10月を2ポイント上回った。6月時点の操短適用者数も40万6,000人（暫定値）まで減少し、前月から8万2,000人、前年同月からは96万人も少なくなった。
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