連邦統計局が1日発表した2010年7月のドイツ小売売上高(自動車販売店を除く。7州のデータに基づく暫定値)は前年同月を名目で2.4%上回り、物価を加味した実質でも0.8%増加した。営業日数は今年7月も昨年も27日と変わらないため、景気回復が反映されたものとみられる。営業日数と季節要因を加味した前月比の変動率は名目が-0.1%、物価調整後の実質が-0.3%だった。
\前年同月比の売上成長率が大きかったのは非食料品部門で、名目が2.9%、実質が1.9%増加した。特に調度品・家電・DIY用品店とコスメティック・医薬・衣料品店で伸び率が大きかった。食料品部門は名目が1.2%増、実質が0.4%減。
\1-7月期の小売売上は前年同期を名目が1.9%上回り、実質も0.9%増加した。非食料品部門が全体をけん引している。
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