高級車大手の独Bayerische Motorenwerke (BMW、ミュンヘン)が小型モデルの種類を拡充する方針だ。二酸化炭素(CO2)の排出規制強化や燃料価格の上昇、環境意識の高まりを背景に高級車市場でもスモール、コンパクトクラスの需要が増えると判断した。ノルベルト・ライトホーファー社長への取材をもとに日刊紙『ヴェルト』が3日報じた。
\同社はBMWとMiniの2ブランドで小型モデルを強化する考え。ライトホーフェン社長はグループ生産台数に占めるスモール、コンパクトクラスの割合を今後5年で40%に拡大することは十分に可能だとの見方を示した。
\投入予定の新しい小型モデルには2013年に生産を開始する同社初の電気自動車(EV)「Megacity Vehicle」のほか、BMW、Miniの両ブランド向けに開発する「1シリーズ」よりも小さな前輪・4輪駆動車がある。
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