オランダの電機大手Philips(アムステルダム)は7日、2006年まで傘下にあった半導体メーカーNXP Semiconductorsに対する株式持ち分をすべて売却したと発表した。これによりPhilipsは半導体事業から完全撤退することになる。
\売却先はPhilips英国法人の年金基金。同基金再建策の一環で、Philipsが基金に3億5,000万ユーロを注入し、これを利用して基金がNXP Semiconductors株を買い取る。売却した株式の規模は不明。Philipsは先月にNXP Semiconductorsが増資を実施するまで同社発行済み株式の19.9%を保有していた。
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