連邦統計局が8日発表した2010年8月のドイツ製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を1.8%上回り、3カ月ぶりに改善した。国外売上が3.5%増と好調で、特にユーロ圏は4.0%増えて全体を押し上げた。ユーロ圏外は3.1%増、国内は0.2%増だった。
\主要産業部門では自動車・自動車部品の伸び率が最も大きく、7.9%拡大した。ユーロ圏で18.6%増と2ケタ成長を記録したほか、新車販売の不振が続く国内でも4.7%増加している。機械も5.2%増と増加幅が大きい。また売上減が続いた化学は2.6%増とプラス成長に転じた。
\8月の製造業売上は前年同月比では実質10.8%増(物価・営業日数調整値)と2ケタ台の伸びを示した。国外が16.6%増(内訳:ユーロ圏11.9%増、ユーロ圏外20.2%増)、国内は6.3%増だった。
\1~8月の累計では前年同期を実質10.1%上回った。国外が15.0%、国内も6.1%拡大している。
\