ドイツ機械工業連盟（VDMA）は7日、独業界の2011年の生産高が前年比8％増の1,750億ユーロに拡大するとの予測を発表した。伸び率は2010年予測の6％をやや上回るものの、世界的に景気の減速が見込まれることから、控えめな予測を提示した。新規受注は今後、鈍っていくというのがVDMAの見方だ。
\需要鈍化の主な理由については◇これまで世界経済を支えてきた各国の景気対策が終了する◇企業の在庫積み増しが終了する◇顧客産業の多くで生産能力の調整が終了する――を挙げた。
\一方、独機械業界の主な経済指標をみると、2010年1～7月の売上高は前年同期比1.0％増の923億ユーロに拡大した。輸出は695億ユーロで5.7％増加している。6月時点の受注残高は1年前の4.8カ月から5.2カ月に増え、7月の工場稼働率も前年同月の69.2％から82.9％へと大きく上昇した。
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