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2010/10/27

経済産業情報

海上貨物取扱量、上期は8.1%増加

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が21日発表した2010年上半期の海上貨物取扱量は1億3,810万トンで、前年同期から8.1%増加した。景気回復が反映された格好で、特に輸入量は11.2%増の8,390万トンと大きく伸びた。ただ、経済・金 […]

ドイツ連邦統計局が21日発表した2010年上半期の海上貨物取扱量は1億3,810万トンで、前年同期から8.1%増加した。景気回復が反映された格好で、特に輸入量は11.2%増の8,390万トンと大きく伸びた。ただ、経済・金融危機前の08年上半期に記録した海上貨物全体の過去最高(1億6,240万トン)に比べると約15%少ない。

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取扱量が最も大きく伸びたのは鉱石・金属スクラップで、前年同期比88.1%増の1,050万トンに拡大した。化学製品も12.4%増の1,120万トンと伸び率が大きい。石油製品は12.7%減の2,320万トンに落ち込んだ。

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定期便の貨物運賃(指数ベース)は前年同期から97.2%上昇した。上げ幅は輸入貨物で大きく、156.0%に達している。輸出貨物は41.1%高くなった。

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取引先の地域別で貨物運賃の上げ幅が最も大きかったのはアジア・オーストラリアで、205.6%上昇した。アメリカ大陸は同70.9%、アフリカは14.8%、欧州は3.9%の幅でそれぞれ高くなった。

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