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2010/11/3

経済産業情報

Tuev Rheinlandがソーラーモジュール向けの新検査規格を策定

この記事の要約

技術監査機関の独TUEV Rheinlandはこのほど、長期使用した太陽光発電モジュールの耐久性を測定する新たな検査規格「DIN EN IEC 61215」を策定したと発表した。同規格では◇温暖湿潤◇寒暖差◇凍結◇バイパ […]

技術監査機関の独TUEV Rheinlandはこのほど、長期使用した太陽光発電モジュールの耐久性を測定する新たな検査規格「DIN EN IEC 61215」を策定したと発表した。同規格では◇温暖湿潤◇寒暖差◇凍結◇バイパスダイオードの4項目で包括的な検査が実施される。検査期間は約9カ月間。

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太陽光発電モジュールメーカーでは、製品に25年間の長期保証制度を導入する動きが出ている。新たな検査規格は、認定製品が25年後まで新品同様の性能を維持することを保証するものではないが、実際の設置環境により近い条件下で検査することで、基本的な耐久性と、故障のリスクを早期に見極めることが可能になる。

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一部メディアの報道によると、京セラはすでに約8割の製品モデルについて同新規格による認定検査を申請したという。

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