半導体受託生産大手の米Globalfoundries(サニーベール)が投資額を今年、昨年の倍の54億ユーロに拡大する。スマートフォンやタブレットPC向けの需要が旺盛なほか、半導体メーカーからの受注が長期的に増えると予想しているためだ。同社のロベルト・クラカウアー財務担当取締役への取材をもとに10日付『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』などが報じた。
\今年の投資では最大の額をドレスデン工場に振り向け、同工場のウエハー月産能力を現在の5万枚から8万枚へと引き上げる。投資額は明らかにしていない。11日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙によると、同工場には来年末までに20億ドルが投じられるという。Globalfoundriesはこのほか、米ニューヨーク州の工場にも巨額の投資を行う計画。
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