独鉄鋼業界団体Stahlが11日発表した2010年の国内粗鋼生産高は4,380万トンで、前年から34%増加した。当初は10~15%増を見込んでいたが、経済が予想を上回るスピードで回復したため、増加幅が大幅に拡大。工場稼働率は名目84%に達し、世界平均の78%を6ポイントも上回った。
\Stahlは今年も粗鋼生産の拡大が続くと予想。伸び率は約2%に鈍化するものの、総量は2000~08年平均(4,460万トン)とほぼ同じ4,450万トンまで回復するとみている。
\2010年12月の粗鋼生産は320万トン。前年同月比の伸び率は4.5%で、2010年通期を大きく下回った。
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