独塗料・印刷インキ工業連盟(VdL)はこのほど、2011年の国内市場規模が前年比5%増の50億ユーロに拡大するとの見通しを発表した。伸び率は2010年の6%をやや下回るものの、自動車や電機・機械産業からの引き合いが引き続き好調なため、成長基調が続くという。数量ベースでは2.5%増の約190万トンを見込む。
\販売量の増加幅が今年最も大きくなるのは機械・電機・金属製品メーカー向け塗料で、VdLは最大11%の伸びを予想。自動車産業向けの増加幅も4%以上を見込む。木材・家具向けは約2%、建設用は1.5%。印刷インキについては売上成長率が小幅にとどまるとみている。
\業界の最大の問題としては原料価格の高騰を挙げた。中小塗料・インクメーカーは利益率を圧迫されるとしている。
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