ドイツ連邦統計局が1日発表した2010年の海運貨物運賃指数(定期船、2006年=100)は前年比77.5%の大幅上昇を記録した。景気回復のほか、ユーロ安と石油価格の上昇が大きな押し上げ要因となった。
\運賃の上昇率が特に大きかったのは輸入貨物で、上げ幅は105.9%に達した。北米、中国、東南アジアからの積荷が全体を強く押し上げた格好。輸出貨物の上昇率は45.0%だった。
\2010年第4四半期の海運運賃指数は前年同期比で40.9%上昇し、4四半期連続で上がった。一方前期の変動率はマイナス9.4%で、6四半期ぶりに低下している。輸入貨物(マイナス11.5%)と輸出貨物(マイナス6.2%)でともに下落した。
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