独エネルギー水道産業連合会(BDEW)が2月21日発表した統計によると、2010年の国内総発電量に占めるエコ電力の割合は17%となり前年から1ポイント増大した。発電源の内訳は風力が6.2%、バイオマスが4.7%、水力が3.2%。昨年のソーラーブームで設置容量が大幅に拡大した太陽光発電は2%にとどまった。廃棄物は0.8%だった。
\再生可能エネルギー以外では褐炭と石炭がそれぞれ23%、18%となり、合わせて4割を超えた。原子力は23%、天然ガスは14%。残りの5%は暖房油や揚水発電だった。
\BDEWのミュラー事務局長は、工業国のドイツが近い将来、化石燃料や原子力の利用を止めることは現実的ではないとして、従来型の発電燃料で再可エネの今後の利用拡大を補完していく方法について建設的に協議する必要があると述べた。
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