財政再建に取り組むスペインがソーラー補助金を削減したことを受け、同国の太陽光発電市場に参入した国外の投資家が訴訟の準備を進めている。投資ファンドなどの委託を受けた国際弁護士事務所Allen & Overyのパートナーが『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』に対し明らかにした。
\スペインは先ごろ、ソーラー補助金を大幅に削減した。これにより、すでに稼働しているソーラー発電プロジェクトに参加する投資ファンドなどは収益が大幅に悪化することが避けられなくなっている。
\Allen & Overyのパートナーは、スペインのこうした行為は投資保護に関する国際協定に違反すると指摘したうえで、世界銀行の国際投資紛争解決センター(ICSID)への提訴を準備していることを明らかにした。FTD紙によると、同様の法律はチェコでも施行されている。
\