ルネサスエレクトロニクスは3月31日、100％子会社Renesas Electronics America Inc.の半導体前工程工場（カリフォルニア州ローズビル市）を独半導体メーカーTELEFUNKEN Semiconductors GmbH & Co. KGのグループ企業TELEFUNKEN Semiconductors International LLC.に譲渡すると発表した。取引金額は約5,300万米ドル（約43億円）で、譲渡は5月2日を予定している。
\ルネサスはウエハーの大口径化・プロセスの微細化・集中生産化を通した生産効率の改善に向けて、すべての生産拠点の今後の取り扱いを検討している。一方、TELEFUNKENは半導体事業の拡大に向けて新たな生産拠点を検討しており、ルネサスはローズビル工場の譲渡に踏み切った。
\ローズビル工場では200ミリウエハーを生産している。生産能力は月5,700枚、従業員数は約620人。
\TELEFUNKENはローズビル工場の8インチ生産ラインをアナログ／ミックスドシグナル／高耐圧半導体などの自社製品、および戦略顧客からの受託製品の生産に活用していく。また、現在ローズビル工場で生産中のルネサスの製品を受託生産の形で引き続き製造していく。
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